初心者でも失敗しない不動産投資のはじめかた

不動産投資を始める上で情報収集はかかせません。

不動産投資の知識を付けておかないと、不動産会社からすすめられるままに投資物件を購入する事になりかねないのでしっかりと知識をつけておきましょう。

不動産投資始めたいけど何から始めたらいい?
このページでは順番に沿って不動産投資を何から始めていけばいいか解説していくよ

 

まずはじめに不動産投資を始めるにあたって、情報収集を行って行きましょう。

不動産投資を行う上での具体的な情報収集は以下となります。

 

 

不動産投資情報に関する具体的な情報収集とは?

 

書籍やオンライン、セミナーで不動産投資の基本知識を習得

不動産投資の成功には、まず基本知識をしっかりと学ぶことが不可欠です。書籍やオンラインコース、セミナーを利用して、不動産投資の基礎を習得しましょう。

不動産投資は、物件の購入から管理、収益の確保まで、多岐にわたる知識とスキルが求められます。

基礎をしっかりと学ぶことで、不動産市場の動向や物件の選び方、賃貸経営の方法など、投資に必要な情報を理解することができます。

例えば、著名な不動産投資家が執筆した書籍を読むことで、成功事例や失敗事例から学ぶことができます。

また、オンラインコースでは、動画で学習できるため、時間や場所を問わず学べます。

さらに、セミナーでは専門家から直接アドバイスを受けられるため、最新の市場動向や有益な情報を得ることができます。

 

SUUMO、HOME'Sなどの不動産ポータルサイトで物件情報を取得

 

SUUMOやHOME'S、アットホームなどのサイトを利用して、例えば、「東京都内」「利回り8%以上」「築年数が浅い」などの条件で検索することで、希望に合った物件を簡単に見つけることができます。

また、日々情報更新される物件情報を見ていれば自分の希望の物件が見つかる可能性も高まります。

ですが、不動産サイトだけではなかなか希望に合う条件の物件が見つからい何てこともかなりあります。

そこで、成功している投資家は不動産会社を味方につけてうまく物件情報を収集しています。

 

投資専門の不動産会社に問い合わせて物件の紹介を受ける

不動産会社は、常に新鮮で豊富な物件情報や市場の動向を把握しており、投資家にとって有益な情報を提供できまる為、忙しい会社員の方などは特に不動産会社からの物件情報を頼るべきです。

例えば、投資に強い不動産会社に相談し、希望の条件を伝えることで、条件に合った物件を紹介してもらえます。

また、不動産会社は、修繕履歴や物件の市場価値、近辺の賃貸需要などの詳細な情報も同時に提供してくれる事が多く、投資判断がしやすくなります。

 

収支シミュレーションと資金計画

不動産投資初心者が成功するためには、効率的に貯蓄を行い、しっかりとした資金計画を立てることが重要です。

これにより安定した返済計画を維持し、収支バランスを保つことができます。

例えば、東京都内で中古のアパートを3000万円で購入する場合、以下のような資金計画が立てられます。

 

  • 自己資金の役割と頭金の目安: 物件価格の20%を頭金として用意することが一般的です。
    例えば、3000万円の物件の場合、600万円を頭金として準備します。
  • 効率的な貯蓄方法: 毎月10万円を貯蓄する計画を立てることで、年間で120万円を確保できます。
    副業で得た収入や保有資産の売却を通じて、最低600万程の資金は用意したいところです。
  • 資金計画と収支バランス: 銀行からの融資を利用し、2400万円を借り入れ、金利は変動金利で年利1.5%とします。
    返済期間を30年とし、月々の返済額は約8.3万円、家賃収入が利回り10%であれば、月25万円となります。
    月25万の粗利益から返済を引くと、月々の収益は約16.7万円。修繕費や管理費を考慮しても、これだけ収益がでれば安定した収支バランスを維持できます。

 

不動産投資初心者が成功するためには、しっかりとした資金計画を立てることが重要です。これにより、安定した返済計画を維持し、収支バランスを保つことができます。

 

物件選定と現地視察を行う

物件選定を成功させるためには、不動産会社と相談して効率的に現地視察の日程を調整し、複数件物件を検討している場合は、多くの物件を一度に視察することで時間の節約ができます。

例えば、港区や大田区の賃貸物件を購入する場合、まず不動産会社に依頼し、物件の一覧を提供してもらいます。

その上で、現地視察の日程を調整し、一日で複数の物件を見学します。これにより、物件の状態や周辺環境を直接確認し、物件ごとの違いや特徴を把握することができます。

 

賃貸需要に影響する要素をチェックする

 

物件周辺環境の良し悪しは、賃貸物件の魅力に直結します。例えば、駅やバス停が近くにあると通勤・通学に便利ですし、スーパーや病院が近いと日常生活の利便性が高まります。

これらの要素は、入居者が物件を選ぶ際の重要なポイントとなります。

例えば、ある物件が駅から徒歩5分、スーパーまで徒歩3分、病院まで徒歩10分の場所にあるとします。この物件は非常に利便性が高く、多くの入居希望者が見込めます。

現地視察時には、これらの施設の距離やアクセスの良さを実際に歩いて確認します。

 

建物の外観や屋根、ゴミ置き場などの共用部分の状態を確認

建物の外観や共用部分が良好に管理されていることは、物件の魅力を高めるだけでなく、将来的な修繕費用を抑えるためにも重要です。

特に、外壁や屋根の状態は建物の寿命に大きな影響を与えます。

例えば、ある中古マンションの外観がきれいに保たれており、エントランスや廊下も清潔で管理が行き届いている場合、入居者の満足度が高まります。また、ゴミ置き場や駐車場、自転車置き場の状況を確認することで、入居者が快適に生活できる環境かどうかを判断します。

 

物件の内部をチェックする

実際に部屋の中を見て、間取りや設備の状態を確認することは、入居者が快適に生活できるかどうかを判断するために重要です。

部屋の内部の状態は、入居者の生活満足度に直結します。間取りの使いやすさや設備の新しさ、壁や床の状態が良好であることは、入居者にとって大きな魅力となります。

例えば、ある物件の間取りが広々としており、キッチンやバスルーム、トイレの設備が新しく、壁や床もきれいに保たれている場合、入居者の満足度が高まりやすくなります。現地視察時には、これらのポイントを重点的にチェックします。

 

不動産投資を行う際の融資申し込みと審査の手順

融資申し込みの手順

 

step
1
銀行審査に持ち込む物件を準備する

不動産会社から審査に必要な資料一式を取り寄せる:レントロール・謄本・公図・測量図・修繕履歴など

 

step
2
金融機関の選定

(本項目は不動産会社が代理で行ってくれる事が多いです)

複数の金融機関を比較: 金利や融資条件を比較し、自分に合った金融機関を選ぶ。

借入額をヒアリング: 購入予定の物件価格から希望借入額を銀行の担当とすり合わせる。

融資の条件の確認: 銀行の担当者と相談し、融資の詳細や手続きについて確認する。

 

step
3
必要書類の準備

身分証明書: 運転免許証やパスポートなどの身分証明書を用意する。

収入証明書: 源泉徴収票や確定申告書などの収入を証明する書類を準備する。

 

step
4
融資申し込み

申込書の記入: 金融機関から提供された融資申し込み書を正確に記入する。

書類の提出: 準備した必要書類を提出し、融資の申し込みを完了する。

 

ローン審査の手順

 

step
1
仮審査

  • 仮審査の申し込み: 金融機関に仮審査を申し込み、初期的な融資可能額や条件を確認する。
  • 結果の確認: 仮審査の結果が通知されるので、融資可能額や条件を確認する。

step
2
本審査

  • 本審査の申し込み: 仮審査に合格したら、本審査の手続きを開始する。
  • 物件調査: 金融機関が購入予定の物件についての詳細な調査を行う。物件の評価や査定が行われる。

step
3
審査結果の通知

  • 結果の受領: 本審査の結果が通知されるので、融資の可否や条件を確認する。
  • 契約手続き: 融資が承認された場合、金融機関と正式な融資契約を結ぶ。

step
4
融資実行

  • 融資金の受け取り: 契約手続きが完了したら、融資金が指定された口座に振り込まれる。
  • 物件購入手続きの完了: 融資金を使って物件の購入手続きを完了する。

 

まとめ

不動産投資を行う際の融資申し込みとローン審査は、しっかりとした計画と準備が必要です。

上記の手順を踏むことで、初心者でもスムーズに融資を受け、不動産投資を進めることができます。

 

不動産投資を行う際の契約手続きと物件の引渡しの手順

 

購入希望の投資物件の融資の目途が付いたらいよいよ不動産の契約手続きを行っていきます。

一般的には、前章で解説した事前承認や仮承認が下りた際に、契約の手続きを行う事が多いです。

以下の手順で契約をおこないますので、しっかり確認をしてくださいね。

 

投資物件の契約手続きの手順

 

step
1
購入申し込みの提出

  • 銀行からの事前承認か仮承認が下りる:事前承認や仮承認が下りた事を不動産会社の担当に伝えます。
  • 購入申込書の提出: 不動産会社や売主に購入の意思を伝え、購入申し込み書を提出する。(※人気のある物件などは融資の仮審査が下りる前に、購入申込書を提出して購入希望者1番手を確保しておく場合も多くあります。)

step
2
重要事項説明書

  • 重要事項説明書の確認: 不動産会社から重要事項説明書を受け取り、内容を詳しく確認する。
  • 疑問点の確認: 分からない点や疑問点があれば、不動産会社の担当者に質問し、納得するまで確認する

 

step
3
売買契約の締結

  • 契約書の内容確認: 売買契約書の内容を確認し、納得した上で署名・捺印する。
  • 手付金の支払い: 売買契約の締結と同時に手付金を支払う。
  • 契約書の受領: 契約書の控えを受け取り、大切に保管する。

 

step
4
融資の最終手続き

  • 融資の承認: 金融機関から正式に融資が承認される。
  • 融資契約の締結: 金融機関と融資契約を結び、融資金の振込手続きを行う。

 

物件の引渡しの手順

 

step
1
最終確認

物件の最終確認: 引渡し前に物件を再度確認し、瑕疵や不具合がないかをチェックする。

設備の確認: キッチン、バスルーム、トイレなどの設備が正常に動作するかを確認する。

 

step
2
残代金の支払い

残代金の準備: 引渡し前に残代金を準備する。

支払い手続き: 残代金を売主に支払い、領収書を受け取る。

 

step
3
登記手続き

所有権移転登記の申請: 売買契約に基づき、司法書士に依頼して所有権移転登記を申請する。

登記完了の確認: 所有権移転登記が完了したことを確認する。

 

step
4
物件の引渡し

鍵の受け取り: 売主から物件の鍵を受け取り、引渡しが完了する。

引渡し確認書の署名: 引渡し確認書に署名し、引渡しが完了したことを正式に記録する。

 

step
5
入居者の募集と管理

入居者募集の準備: 賃貸物件の場合、入居者募集の広告を出し、募集を開始する。

管理体制の確認: 物件管理会社と契約し、入居者管理や修繕対応などの体制を整える。

 

まとめ

不動産投資を行う際の契約手続きと物件の引渡しは、しっかりとした準備と確認が必要です。

上記の手順を踏むことで、初心者でもスムーズに契約を進め、安心して物件を引き渡してもらうことができます。

 

不動産会社との上手な付き合い方

不動産会社と関係を作る

優良な不動産情報を得る為には、多くの不動産会社と関係を作っておく事がポイントとなります。

俗に言う、ポータルサイトにずっと掲載しているような「干物物件」では無く、不動産会社が仕入れたばかりの優良な物件情報を複数の不動産会社から情報を得ているとそのうち「おっ!これは!」という優良物件に出会える確率が上がります。

まずは、手始めとして、インターネット検索を活用し、複数の不動産会社から資料請求を行うことで、自分に合った不動産会社を見つけましょう。

資料請求を行うことで、不動産会社の得意な物件提供エリアや、物件の質、提供サービス、担当者の対応などを直接確認でき、自分に最適な不動産会社を選びやすくなります。

 

不動産会社の担当者の質をチェックする

資料請求後に担当者からの連絡が丁寧かどうか、レスポンスが速いかどうか、質問に対する回答が明確かどうかで、その担当者の信頼性が判断できます。

できれば、電話かオンライン面談などで一度話をしておくことで担当者の質やレベルをチェックしておきたいところです。

この担当者の質は結構大事な要素で、質の高い不動産会社の担当と関係を築いておくことで、良い物件をいち早く紹介してもらう事ができます。

また、不動産取引は数カ月間担当者とやり取りを行う為、不動産取引後に何かトラブルが起こった際に質の悪い担当者だと真摯に向き合ってくれない可能性もあります。

ですので、担当者の質は大事と言えます。

 

不動産会社が提供する物件の質をチェックする

不動産投資を成功させるためには、不動産会社が提供する物件情報の質が重要です。質の高い物件情報を提供してくれる不動産会社を選びましょう。

物件情報の質が高ければ、高利回りで優良な物件を見つけやすくなります。

また、適切な管理や修繕が行われている物件を提供する不動産会社であれば、投資リスクを抑えることができ、安定した収入を得やすくなります。

 

まとめ

不動産投資を成功させるためには、1.不動産会社と不動産会社の担当者の質をチェックする事、2.不動産会社が提供する物件情報の質を重視しましょう。

この2つをおさえておくことで、良い物件情報をいち早く得る事ができ、購入後の不動産投資リスクを抑え、安定した不動産収入を得ることができます。

 

不動産会社との信頼関係を築くための行動

自分の投資目的や希望条件を明確に伝える

自分の投資目的や希望条件を明確に伝えることで、不動産会社は適切な提案がしやすくなり、信頼関係を築く第一歩となります。

不動産投資において、自分のニーズや目標を具体的に伝えることは重要です。

不動産会社に正確な情報を提供することで、最適な物件や投資プランを提案してもらうことができます。

これにより、無駄な時間を省き、効率的な取引が可能となります。

例えば、賃貸物件を探している場合、「家賃収入を安定的に得たい」という投資目的を伝え、「都心部で駅から徒歩10分以内のマンションを探している」などの具体的な条件を提示します。

これにより、不動産会社は顧客の希望に合った物件をピンポイントで紹介できます。

 

定期的な連絡を取る

定期的な連絡を取り、不動産会社とのコミュニケーションを継続することが、信頼関係を深めるために重要です。

定期的な連絡は、不動産会社が顧客の状況やニーズの変化を把握しやすくし、より適切な提案やサポートを提供するために不可欠です。

迅速な対応やフィードバックを通じて、信頼関係が強化されます。

メール配信や電話などで物件の紹介や提案があった場合などに一定数の割合でレスポンスを行っておけば、関係性をつないでおく事ができます。

定期的にレスポンスを取っておくことで、不動産会社の担当供次第に関係性ができてきますし、不動産会社の担当者は他の顧客よりも優先して優良物件をいち早くタイムリーに情報提供してくれる事も多くなります。

 

財務状況や投資目的を正直に伝える

財務状況や投資目的を正直に伝えることで、不動産会社から適切なアドバイスを受けやすくなり、信頼関係を築くことができます。

例えば、自分の資金状況やローンの可否を正直に伝えることで、不動産会社はその情報を基に現実的な投資プランを提案できます。例えば、現金購入が可能な場合はその旨を伝え、ローンを組む必要がある場合は、どの程度の借入が可能かを共有します。

これにより、顧客にとって有利な条件で取引を進めることが可能となり、不動産会社との信頼関係が強化されます。