「ベルテックスで不動産投資を始めたいけれど、実際のところはどうなんだろう…」
首都圏での資産形成を考えたとき、株式会社ベルテックスの名前を目にする機会は多いかもしれません。
頻繁に開催されるセミナーに参加したり、魅力的な条件を耳にしたりして、具体的に検討を始めた方もいることでしょう。
しかし、一歩踏み込んでベルテックスの不動産投資の評判を調べてみると、良い口コミだけでなく、少し気になる声も聞こえてきます。
「仲介手数料が無料なのは本当?」「営業スタイルは自分に合うだろうか?」など、その実態はなかなかつかみづらいものです。
この記事では、そんなあなたの疑問や不安に寄り添うため、ネット上の情報を徹底的に分析。
ベルテックスならではの強みから、契約前に必ず知っておくべき注意点まで、客観的な視点で深く掘り下げていきます。
あなたにとってより良い判断をするためのお手伝いができれば幸いです。
ベルテックスとは?初心者にもわかる基本情報
式会社ベルテックスは、2010年に設立された総合不動産会社です。
不動産投資に関心を持つ方々に向けて、多岐にわたるサービスを提供しています。
会社概要と総合不動産事業の内容
ベルテックスは、東京の西新宿に本社を構え、名古屋と大阪にも支店を展開しています。
設立以来、売上高は順調に成長を続けており、企業としての勢いがうかがえます。
主な事業は不動産コンサルティングや企画開発、売買、賃貸管理など、不動産投資に関する幅広い領域をカバーしています。
顧客の資産形成を総合的にサポートすることをコンセプトに掲げ、多様なニーズに応える体制を整えているのが特徴です。
企画開発から販売、管理、リノベーションまで一気通貫で対応
ベルテックスの大きな強みは、物件の企画開発から販売、購入後の賃貸管理、さらには資産価値を高めるためのリノベーションまで、すべてを自社グループで完結できる点にあります。
この一気通貫の体制により、各プロセスでの情報共有がスムーズに行われます。そのため、投資家は複数の業者とやり取りする手間なく、一貫したサポートを受けることが可能です。
首都圏の区分・一棟マンションが中心の取扱物件
取り扱う物件は、主に首都圏エリアにある単身者向けのワンルームマンション(区分所有)が中心です。人口流入が多く賃貸需要が安定している都心部やその近郊に物件を厳選することで、空室リスクを抑えた投資を目指しています。
また、区分所有の物件だけでなく、マンションやアパートを丸ごと一棟所有する「一棟投資」の物件も扱っており、投資家の資金力や目標に合わせた幅広い選択肢を提案できる体制です。
自社ブランド「ベルシード」「ベルメント」の展開
ベルテックスは、自社で企画・開発したオリジナルブランドの不動産を展開しています。主力となるのは、居住性とデザイン性を両立させたマンションシリーズ「VERXEED(ベルシード)」です。
ベルシードシリーズには、コンパクトタイプの「ベルシードステアー」や、より広い居住空間を提供する「ベルシードコンフィ」といったバリエーションがあります。
過去にはグッドデザイン賞を受賞した実績もあり、入居者から選ばれやすい物件づくりを意識していることがわかります。
このほか、一棟アパートブランドとして「VERMENT(ベルメント)」も手掛けています。
1口10万円から始める不動産クラウドファンディング「VERFUND」
現物の不動産を購入する以外にも、より少額から始められる投資方法として、不動産クラウドファンディング「VERFUND(ベルファンド)」を運営しています。
これは、一つの物件に対して複数の投資家から資金を集めて運用する仕組みです。
1口10万円から出資でき、ローンを組む必要もありません。
そのため、現物不動産投資はハードルが高いと感じる方や、まずは余剰資金で資産運用を試してみたいという方におすすめのサービスといえるでしょう。
ベルテックスを選ぶべき8つの理由(メリット)
ベルテックスには、特に不動産投資の初心者にとって魅力的なメリットがいくつか存在します。
ここでは、主な8つの理由を解説していきます。
【手軽さ】頭金10万円・金利1%台で始められる
不動産投資を始める際の大きな障壁の一つが、初期費用です。
しかし、ベルテックスは多くの金融機関と強固な提携関係を築いています。
これにより、物件の購入費用だけでなく諸費用も含めたフルローンを組むことが可能です。
その結果、投資家は自己資金を大きく使うことなく、頭金10万円という少額から不動産投資をスタートできます。
また、金利1%台という有利な条件でローンを組める可能性もあり、月々の返済負担を抑えた運用計画を立てやすいでしょう。
【コスト】売主物件のため仲介手数料が無料
一般的な不動産取引では、物件価格に応じて仲介手数料が発生します。
ベルテックスが提案する物件の多くは、自社が所有者である「売主物件」です。
売主から直接購入する場合、買主と売主を仲介する必要がないため、仲介手数料がかかりません。
数十万円以上になることもあるこの手数料が不要になる点は、初期費用を抑えたい方にとって大きな利点となります。
【安定性】入居率99.5%を誇る首都圏の厳選物件
不動産投資で最も重要な要素は、安定した家賃収入を得ることです。
ベルテックスは、賃貸需要の高い首都圏エリアに物件を絞り込んでいます。
公式サイトによると、2024年3月末時点での管理物件の入居率は99.5%と非常に高い水準を維持しています。
この高い入居率は、空室によって家賃収入が途絶えるリスクが低いことを示しており、投資家にとっては安心材料の一つです。
【管理】月額777円からの格安な賃貸管理委託
物件を購入した後、オーナーの負担となるのが入居者募集や家賃回収、クレーム対応といった賃貸管理業務です。
ベルテックスでは、これらの管理業務を代行するサービスを提供しています。
特に、同社で物件を初めて購入したオーナーには、月額777円という非常に安価な料金でサービスを提供している場合があります。
専門的な知識や手間が必要な管理業務を一括で任せられるため、本業で忙しい方でも安心してオーナー業を続けられます。
【専門性】税理士やFPなど各分野の専門家によるサポート体制
ベルテックスには、不動産の専門家だけでなく、ファイナンシャルプランナー(FP)や税理士といった資産運用や税務のプロフェッショナルが在籍しています。
これにより、物件選びだけでなく、長期的なライフプランニングや確定申告に関する相談も可能です。
不動産投資に関わる様々な疑問や不安を、それぞれの分野の専門家に直接相談できる環境が整っている点は、心強いサポートといえます。
【独自性】不動産オーナー同士の交流会・イベント
ベルテックスは、物件オーナー同士が情報交換できる交流会や座談会といったイベントを設けているようです。
普段の生活では出会う機会の少ない不動産投資家と直接話せる場は、貴重な情報源となり得ます。
他のオーナーの経験談を聞いたり、運用に関する悩みを共有したりすることで、自身の投資活動に役立つヒントが得られるかもしれません。
【学習機会】毎日開催される無料オンラインセミナー
不動産投資を成功させるには、正しい知識を身につけることが不可欠です。
ベルテックスでは、初心者向けの無料セミナーを積極的に開催しています。
セミナーはオンライン形式で毎日視聴可能なものもあり、忙しい方でも自分の都合に合わせて参加しやすいのが特徴です。
不動産投資の基礎知識からリスク対策まで、体系的に学べる良い機会となるでしょう。
【信頼性】過去に行政処分や免許停止処分を受けたことがない
不動産会社を選ぶ際、その会社の信頼性を見極めることは非常に重要です。
国土交通省の検索システムで確認したところ、ベルテックスは過去に行政処分や免許停止処分を受けた記録がありませんでした。
これは、同社が法令を遵守し、適切に事業を運営してきた一つの証左と考えることができます。
ベルテックスの評判はやばい?
多くのメリットがある一方で、ベルテックスには契約前に知っておくべき注意点や、ネガティブな評判も存在します。
ここでは、客観的な視点からデメリットとなりうる点を解説します。
しつこい営業電話や強引な勧誘に関する評判と対処法
口コミの中には、営業電話がしつこい、あるいは勧誘が強引だと感じたという声が一定数見られます。
セミナー参加や資料請求をきっかけに、複数回にわたって連絡が来ることもあるようです。
これはベルテックスに限らず不動産業界全体に見られる傾向でもありますが、もし投資の意思が現時点で無いのであれば、その旨をはっきりと伝えることが大切です。
不要な場合はきっぱりと断ることで、その後の過度な営業を避けられるでしょう。
サブリース契約をする際に確認したいこと
ベルテックスは、空室時でも一定の家賃収入を保証するサブリース契約を用意しています。これは一見安心できる仕組みですが、注意点も存在します。
一般的にサブリース契約では、数年ごとに家賃の見直しが行われ、当初の保証賃料が引き下げられる可能性があります。
また、別のサブリース会社の事例ではオーナー側からの一方的な解約が非常に難しい場合もあるようです。
契約する際は、サブリースの内容を確認しておくことでリスクを回避するようにしましょう。
購入後のサポート対応について
口コミの中には、「契約後は担当者の対応の質が落ちたように感じる」といった声や、ベルテックスが管理する物件の入居者から「問い合わせへの返信が遅い」といった不満の声も見られました。
営業担当者の対応力やサポートの質には個人差がある可能性があります。
担当者任せにせず、契約内容や管理体制については自分自身でしっかりと確認し、納得した上で話を進める姿勢が求められます。
地方の高利回り物件や短期売買での利益には向かない
ベルテックスが主に扱うのは、資産価値が安定している首都圏の物件です。
これはリスクが低い反面、地方の物件と比較すると利回りは控えめになる傾向があります。
したがって、高い利回りを最優先に考える投資家には物足りなく感じるかもしれません。
また、不動産投資は基本的に長期的な家賃収入を目的とするため、株式投資のように短期間での売却益(キャピタルゲイン)を狙う投資スタイルには適していません。
ベルテックスのリアルな口コミ・評判
ここでは、実際にベルテックスを利用した人や関わった人たちの、より具体的な声を見ていきましょう。
良い口コミ・評判:担当者の丁寧な説明やアフターフォローを評価する声
ポジティブな評判としては、「営業担当者の説明が丁寧で分かりやすかった」という内容が多く見られます。
不動産投資のメリットだけでなく、デメリットやリスクについてもしっかりと説明してくれた上で、納得して契約できたという声が挙がっていました。
また、「購入して数年経つが、その後のアフターフォローも手厚い」といった、長期的な関係性を評価する意見もあります。
オーナー同士の交流会など、購入後も続くサポート体制に満足している様子がうかがえます。
悪い口コミ・評判:営業担当による対応のムラや提案内容への不満
一方で、ネガティブな評判も存在します。
代表的なものとして、前述した「営業電話のしつこさ」が挙げられます。
また、「担当者によって対応の質に差がある」と感じる人もいるようです。
ある担当者からは連絡が来なかったり、紹介される物件数が少なかったりといった体験談も確認できました。
提案された物件が、自身の希望や条件と合致しなかったという声もあり、全ての利用者が満足しているわけではないことが分かります。
あなたはどっち?ベルテックスが向いている人・向いていない人
これまでの情報を踏まえ、どのような人がベルテックスの不動産投資に向いていて、どのような人には向いていないのかを整理します。
向いている人:首都圏で安定した長期資産形成を目指す不動産投資初心者
ベルテックスのサービスは、特に不動産投資をこれから始めようと考えている初心者の方に向いているといえます。
その理由は、手厚いサポート体制と、リスクを抑えた物件選定にあります。
具体的には、首都圏の安定した物件で長期的にコツコツと資産を築いていきたい方や、本業が忙しいため物件管理は専門家に任せたいと考えている方に適しています。
一部の資料では年収500万円以上が一つの目安とされているようですが、まずは相談してみると良いでしょう。
向いていない人:高利回りを求める方や営業対応に敏感な方
逆に、ベルテックスが向いていないと考えられるのは、地方の割安な物件などで高い利回りを追求したい方です。
ベルテックスの物件は安定性を重視する分、利回りは穏やかになる傾向があります。
また、短期的な売却益を狙う投資スタイルの方とも相性は良くありません。
そして、積極的な営業アプローチにストレスを感じやすい方や、自分のペースでじっくりと物件を比較検討したいという方にとっては、ベルテックスの営業スタイルが合わない可能性があります。
ベルテックスで不動産投資を始めるための4ステップ
実際にベルテックスで不動産投資を始める場合、どのような流れで進んでいくのでしょうか。
ここでは、基本的な4つのステップを解説します。
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1セミナーや個別相談で情報収集と基礎知識の習得
まずは、ベルテックスが開催している無料セミナーに参加するか、個別相談を申し込むことから始めます。
ここで不動産投資の仕組みや市場の動向、リスクといった基礎的な知識を学びます。
自身の資産状況や目標を伝え、どのような投資が可能かを相談する段階です。
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2投資プランの設計と物件の選定
次に、担当アドバイザーと共に、具体的な投資プランを作成します。
収入やライフプランに合わせた収支シミュレーションを行い、無理のない計画を立てることが重要です。
プランに基づいて、条件に合った物件をいくつか提案してもらいます。
気になる物件があれば、実際に現地を見学することも可能です。周辺環境なども含めて、納得できる物件を慎重に選びます。
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3売買契約とローン手続き
投資する物件が決定したら、物件の売買契約を締結します。同時に、金融機関でのローン申請手続きを進めることになります。
この際、必要書類の準備や金融機関とのやり取りなど、複雑な手続きが発生しますが、ベルテックスの担当者がサポートしてくれます。
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4物件の引き渡しと管理・運用開始
無事に契約と決済が完了すれば、物件が引き渡され、いよいよ不動産オーナーとしての運用がスタートします。
ベルテックスの管理代行サービスを利用する場合、入居者募集から家賃回収までの業務は任せることが可能です。
オーナーは定期的な収支報告を受けながら、資産が運用されている状況を確認していくことになります。
【情報収集の第一歩】無料オンラインセミナーの特徴と活用法
ベルテックスを検討する上で、多くの人が最初に接点を持つのが無料セミナーです。
このセミナーをどのように活用すべきか解説します。
不動産投資の基礎からリスク対策まで学べる内容
ベルテックスのセミナーは、主に不動産投資が初めての方を対象としています。
そのため、内容は投資の基本的な仕組みから、物件選びのポイント、想定すべきリスクとその対策方法まで、網羅的に構成されています。
知識が全くない状態からでも、不動産投資の全体像を掴むことができるでしょう。
無理な勧誘はないとされていますが、セミナーはあくまで営業活動の一環であるという認識を持っておくと冷静に情報を判断できます。
オンライン・対面を選べる参加形式と個別相談の機会
セミナーは、自宅などから気軽に参加できるオンライン形式が中心ですが、新宿本社では対面でのセミナーも実施している場合があります。
自分の都合や希望に合わせて参加形式を選べるのは便利です。
セミナー終了後には、希望者に対して個別相談の時間が設けられます。
セミナー中に生じた疑問や、より個人的な資産状況に関する相談など、一対一でじっくりと話を聞くことができる良い機会です。
総括:株式会社ベルテックスの評価まとめ
ここまで、株式会社ベルテックスについて多角的に見てきました。
ベルテックスは、首都圏の安定した物件に特化し、頭金10万円からという始めやすさや、購入後のワンストップサポートなどを強みとする、勢いのある不動産会社です。
特に、これから資産形成を始めたい不動産投資初心者にとっては、心強いパートナーとなりうるでしょう。
一方で、営業手法に関するネガティブな評判や、物件価格が割高である可能性といった注意点も存在します。
結論として、ベルテックスは、そのビジネスモデルやサポート体制が自身の投資スタイルと合致する人にとっては、有力な選択肢の一つです。
ただし、契約する際は担当者の話を鵜呑みにせず、提案された物件の価値やリスクを自分自身でも冷静に見極める姿勢が不可欠です。
【疑問を解消】ベルテックスに関するQ&A
最後に、ベルテックスに関してよくある質問とその回答をまとめます。
Q. ベルテックスは信頼できる?
ベルテックスは多くの金融機関と提携しており、過去に行政処分を受けた経歴もなく、企業としての信頼性はあります。
不動産投資では会社の信頼性だけでなく、提案される物件自体の価値が最も重要です。
実際に紹介される物件も良い物件が紹介されるか、問い合わせなどを行い確かめてみることをおすすめします。
Q. 年収500万円未満や、住宅ローンが残っていても相談できますか?
一部の資料ではセミナー参加の目安として「年収500万円以上」と記載されている場合がありますが、これはあくまで目安です。
個別の資産状況によって判断は変わるため、まずは相談してみることをお勧めします。
また、自宅のローンが残っていても、収入などの条件を満たせば投資用ローンを組むことは可能です。
Q. 2ch(5ch)やネットでの悪い評判は本当ですか?
匿名掲示板などでは、営業に関する不満など、様々な書き込みが見られます。
これらには個人の主観や誇張された内容が含まれている可能性も高いため、すべての情報を鵜呑みにするのは危険です。
あくまで参考情報の一つとして捉え、最終的には自分自身で得た客観的な情報をもとに判断することが大切です。
Q. サブリース契約のメリット・デメリットを具体的に教えてください。
メリットは、空室があっても毎月決まった賃料が保証されるため、収入が安定することです。
また、入居者管理の手間が一切かからない点も利点です。
デメリットは、保証される賃料が相場よりも低めに設定されること、数年ごとに賃料が引き下げられる可能性があることです。
Q. 他社の物件と比較検討中ですが、セカンドオピニオンは可能ですか?
ベルテックスがセカンドオピニオンとして公式に相談を受け付けているかは定かではありませんが、個別相談の場で他社の提案内容についてアドバイスを求めることは可能でしょう。
複数の会社から話を聞き、提案内容を比較することは、より良い投資判断を下すために非常に有効な手段です。