将来の資産形成のために不動産投資を考え始めたものの、日興レジデンシャルの評判が気になって、あと一歩が踏み出せないでいませんか。
「本当に信頼できる会社なのだろうか」「実際に利用した人の正直な感想が知りたい」「良い話だけでなく、デメリットやリスクも隠さず教えてほしい」…高額な買い物だからこそ、慎重になるのは当然です。
この記事では、そうしたあなたの疑問や不安に宅建士の資格を持った筆者の視点からお答えします。
公式サイトの情報だけでは見えにくいメリットや注意点はもちろん、ネット上の日興レジデンシャルの評判やリアルな口コミまで徹底的に調査し、忖度なく解説しました。
読み終える頃には、日興レジデンシャルがあなたのパートナーとしてふさわしいか、自信を持って判断できるようになるはずです。
日興レジデンシャルとは?会社概要と事業の特徴
日興レジデンシャルは、2010年(平成22年)に設立された不動産会社です。
主に個人の資産形成を目的とした不動産投資のサポートを手掛けています。
ただ物件を販売するだけでなく、マンション開発から購入後の賃貸管理、コンサルティングまで、不動産に関する幅広い事業を展開しているのが特徴です。
項目 | 内容 |
会社名 | 株式会社日興レジデンシャル |
設立 | 2010年(平成22年)6月 |
代表取締役 | 山戸 秀行 |
資本金 | 1,000万円 |
所在地 | 東京都渋谷区神宮前6-19-16 越一ビル 501 |
免許番号 | 東京都知事免許(3)第93308号 |
電話番号 | 03-5469-6011 |
事業内容 | マンションの開発分譲、不動産の仲介、不動産賃貸管理、不動産コンサルティング、内装工事業、損害保険の代理及び募集、生命保険の募集に関する業務 |
加盟団体 | 社団法人 全日本不動産協会 社団法人 不動産保証協会 財団法人 東日本不動産流通機構 |
「東京都心・駅徒歩5分・中古ワンルーム」への特化
日興レジデンシャルの最大の特色は、取り扱う物件を「東京都心」「駅から徒歩5分圏内」「中古のワンルームマンション」という3つの条件に厳選している点にあります。
この戦略には明確な理由が存在します。
まず、東京の都心部では単身世帯の数が増加傾向にあり、ワンルームマンションの賃貸需要が安定しています。
駅から近い物件は入居者を見つけやすく、不動産投資における最大のリスクである「空室」を避けることにつながります。
また、新築マンションは販売価格に広告費などが上乗せされる一方、中古マンションは市場の原理に基づいて価格が決まるため、比較的購入しやすい価格帯です。
家賃は新築と大きく変わらないケースも多く、投資効率の良い運用が期待できます。
投資から人生設計までトータルコンサルティング
日興レジデンシャルは、単に不動産を売るだけの会社ではありません。
顧客一人ひとりの人生設計に寄り添った、総合的なコンサルティングを提供しています。
例えば、将来のライフイベントや必要となる資金を年表形式でまとめた「ライフプラン表」の作成をサポートしてくれます。
これによって、漠然とした将来への不安が具体的な数字として可視化され、「いつまでに、いくら必要なのか」が明確になります。
不動産投資を人生全体の資産運用の一部として捉え、最適なプランを提案してくれる点は、同社の大きな強みと言えるでしょう。
日興レジデンシャルを利用するメリット
日興レジデンシャルで不動産投資を始めることには、いくつかの具体的なメリットがあります。
ここでは、代表的な強みを紹介します。
安定した需要と長期的な家賃収入
前述の通り、日興レジデンシャルが扱う物件は、賃貸需要の高い東京都心の駅近物件に限定されています。
このため、景気の変動に比較的強く、入居者が途切れにくいという利点があります。
結果として、毎月の家賃収入を長期にわたって安定的に得ることができ、コツコツと資産を形成していく堅実な投資スタイルを実現しやすくなります。
入居率99%以上で空室リスクが低い
同社の物件の入居率は99.2%と非常に高い水準を維持しています。
これは、物件の仕入れ基準がしっかりしていることの証左です。
さらに、万が一の空室に備えた「家賃保証プラン」も用意されています。
このプランを利用すると、空室が発生しても査定賃料の約90%が保証されるため、収入がゼロになるリスクを大きく軽減することが可能です。
不動産投資が初めての方でも、安心して運用を始められる仕組みが整っています。
購入後も安心のアフターフォローと管理体制
不動産オーナーになると、入居者の募集や家賃の回収、退去時の手続きといった多くの管理業務が発生します。
日興レジデンシャルでは、これらの煩雑な業務をすべて代行してくれるため、本業で忙しい方でも手間をかけずにマンション経営ができます。
物件の購入から管理までを同じ会社で一貫して任せられるので、情報伝達もスムーズで安心感があります。
質の高い物件を仕入れる力
日興レジデンシャルは、独自のネットワークとノウハウを活かし、条件の良い物件だけを厳選して仕入れています。
そのため、個人では見つけることが難しいような、資産価値の落ちにくい優良物件に出会える可能性があります。
やみくもに物件を探す時間を省き、効率的に投資を始められる点も魅力です。
信頼の証:創業以来、免許停止処分なし
不動産会社としての信頼性も重要なポイントです。
日興レジデンシャルは創業以来、宅地建物取引業法に違反したとして免許停止などの行政処分を受けた記録がありません。
これは、法令を遵守し、健全な会社運営を行っている一つの目安となります。
評判の良い営業担当と、しつこい電話営業がない安心感
利用者からは、営業担当者の知識量の豊富さや丁寧な対応を評価する声が多く聞かれます。
不動産という高額な買い物だからこそ、信頼できる担当者から的確なアドバイスを受けられるのは大きなメリットです。
ちなみに、過去には営業電話に関する否定的な口コミもありましたが、現在は紹介営業を中心としており、しつこい電話営業は一切行っていないと明言しています。
日興レジデンシャルのデメリットと注意点
多くのメリットがある一方で、日興レジデンシャルの特徴が利用者によってはデメリットと感じられる点も存在します。
投資対象が都心の中古ワンルームに限定される
同社は都心の中古ワンルームに特化しているため、地方都市の物件や、アパート一棟、ファミリータイプのマンションなど、他の種類の不動産に投資したい方には向いていません。
あくまでも、同社の戦略に魅力を感じる方向けのサービスと言えます。
都心物件のため利回りは高くない
一般的に、都心の物件は資産価値が安定している分、地方の物件に比べて購入価格が高く、利回り(投資額に対する収益の割合)は低くなる傾向にあります。
そのため、高い利回りを追求したり、短期的な売買で利益を得たりするような投資スタイルを求める方には、物足りなく感じるかもしれません。
利回りは低くなりますが、都心部の空室リスクの低い立地で安定してコツコツ賃貸運営する事が目的の方には向いていると思います。
大規模なセミナーは開催していない
不動産投資会社の中には、初心者向けに大規模なセミナーを開催しているところもありますが、日興レジデンシャルは現在セミナーを行っていません。
その代わり、個別の無料コンサルティングに力を入れています。
まずはセミナーで基本的な知識を学びたいという方は、他の会社も併せて検討すると良いでしょう。
日興レジデンシャルの口コミ・評判
実際に日興レジデンシャルを利用した人からは、どのような声が寄せられているのでしょうか。
良い口コミと悪い口コミの両方を見ていきます。
良い口コミ:担当者の知識量や物件の質を評価する声
良い評判としては、「営業担当者の知識が豊富で、どんな質問にも的確に答えてくれた」「こちらの要望を上回る良い物件を提案してくれた」といった、担当者の質の高さを評価する声が目立ちます。
また、「購入後のサポートも手厚く、安心して任せられる」「自分でも住みたいと思えるような、立地の良いマンションだった」など、物件の質やアフターフォローに満足しているという意見も多く見られました。
悪い口コミ:連絡の頻度や提案内容に関する声
一方で、過去の口コミには「営業電話がしつこい」といった、営業手法に関する否定的な意見が見受けられました。
これは主に、同社が過去に電話営業を中心に行っていた時期のものと考えられます。
現在では同社のサイトでも営業手法として紹介営業を行っており、電話営業は一切行っていないと明記しております。
サービス内容そのものに関する致命的な悪い評判は、あまり見当たりませんでした。
口コミ・評判の総括
全体として、日興レジデンシャルは営業担当者の専門性や提案力、そして物件の質といったサービスの中核部分で高く評価されているようです。
前述の通り、営業手法については改善が図られているため、現在は安心して相談できる環境が整っていると言えるでしょう。
日興レジデンシャルはこんな人におすすめ
これまでの特徴を踏まえると、日興レジデンシャルは以下のような方におすすめです。
- 安定志向で、長期的な資産形成を目指したい方
- 東京都心の価値が落ちにくい物件に投資したい方
- 不動産投資は初めてで、専門家から手厚いサポートを受けたい方
- 本業が忙しく、購入後の管理はプロに任せたい方
- 将来の年金不安に備え、私的年金づくりを始めたい方
日興レジデンシャルで不動産投資を始める流れ
実際に日興レジデンシャルで不動産投資を始める際の、一般的な手順を解説します。
step
1資料請求で情報を集める
まずは公式サイトなどから資料を請求し、どのような物件を扱っているのか、どのようなサービスを提供しているのか、基本的な情報を集めることから始めます。
step
2無料コンサルティングで相談する
次に、WEBサイトから無料の個別相談を申し込みます。
ここでは専属の担当者が、現在の資産状況や将来の目標などをヒアリングし、不動産投資に関する疑問や不安に答えてくれます。
step
3物件の提案とシミュレーション
相談内容をもとに、担当者が条件に合った具体的な物件をいくつか提案してくれます。
その際、購入した場合の家賃収入やローン返済、経費などを計算した収支シミュレーションも提示されるので、現実的な運用イメージを持つことができます。
step
4契約・ローン手続き
提案された物件の中から購入したいものが決まれば、不動産の売買契約を結びます。
同時に、金融機関の投資用ローンの申し込み手続きも進めていきます。
これらの手続きについても、担当者がサポートしてくれます。
step
5物件の引き渡しと運用開始
無事にローンの審査が通れば、決済が行われ、物件の引き渡しとなります。
この瞬間からマンションのオーナーとなり、家賃収入を得る運用がスタートします。
購入後の管理業務は、そのまま日興レジデンシャルに代行を依頼することが可能です。
日興レジデンシャルについてよくある質問(Q&A)
最後に、日興レジデンシャルに関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
自己資金はどのくらい必要ですか?
購入する物件にもよりますが、一つの目安として70万円から80万円程度の自己資金があれば始められる場合があります。
内訳としては、頭金が15万円程度、残りが登記費用やローン手数料などの諸経費となります。
多額のローンを組むリスクが心配です。
不動産投資ではローンを利用することが一般的ですが、確かに不安に感じる方もいるでしょう。
大切なのは、リスクの内容と対処法を正しく理解することです。
日興レジデンシャルのような専門家は、リスクについても詳しく説明してくれるので、まずは個別相談で不安な点をすべて質問してみることをおすすめします。
しつこい電話営業はありますか?
ありません。
日興レジデンシャルは現在、紹介営業を中心としており、お客様の意思に反したしつこい電話営業は一切行っていないと公表しています。
購入した物件を将来売却することはできますか?
可能です。
所有している不動産なので、ご自身の判断で売却することができます。
ただし、日興レジデンシャルの投資スタイルは、長期的に家賃収入を得ることを基本としているため、短期的な売買には向いていない点には注意が必要です。
管理物件数はどのくらいですか?
1,000戸以上の管理実績があります。
これは、多くのオーナーから信頼され、物件の管理を任されている証と言えるでしょう。
まとめ
日興レジデンシャルは、「東京都心・駅徒歩5分・中古ワンルーム」という明確な強みに特化することで、安定した不動産投資を実現している会社です。
専門知識が豊富な担当者による、ライフプラン全体を見据えたコンサルティングも高く評価されています。
大きな利益を狙うハイリスク・ハイリターンな投資ではなく、将来のために堅実な資産を築きたいと考えている方にとって、有力な選択肢の一つとなるでしょう。