イエウールの電話はしつこい?かかってくる理由と9割減らす対策

不動産売却を検討し始めると、まずは自分の物件がいくらで売れるのか気になりますよね。

そんな時に便利なのが一括査定サイトですが、ネットで検索していると「イエウールから電話がかかってくる」「営業がしつこい」といった評判を目にして、利用をためらっている方も多いのではないでしょうか。

実際にイエウールの電話番号からの着信を無視し続けても大丈夫なのか、あるいは電話を停止する方法はあるのか、といった疑問は尽きないかと思います。

また、夜遅い時間帯などの迷惑な時間に電話がくるのではないかと不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

私自身も不動産投資を始めたばかりの頃は、安易に査定を申し込んで電話対応に追われた経験があります。

しかし、実はちょっとしたコツを知っているだけで、あの煩わしい電話を劇的に減らすことができるのです。

この記事では、現役大家である私が実践している、ストレスなく査定依頼をするための具体的な手順をお伝えします。

この記事のポイント

  • イエウールから電話がかかってくる本当の理由と無視するリスク
  • しつこい営業電話をメール連絡に切り替える具体的な入力方法
  • 机上査定を活用して訪問営業や過度な勧誘を回避するテクニック
  • 電話対策さえすればイエウールが高値売却の最強ツールになる理由

イエウールの評判・全メリットを知りたい方へ

電話対策以外にも、イエウールには「地方・築古物件に強い」という大きなメリットがあります。

査定を依頼する前に、メリット・デメリットの全貌を把握しておきたい方は、以下の詳細レビュー記事もあわせてご覧ください。

イエウールの口コミ・評判を詳しく見る

 

イエウールのしつこい電話がかかってくると噂される理由

不動産一括査定サイトを利用する上で、多くの人が最も懸念するのが「登録直後から電話が鳴り止まないのではないか」という点でしょう。

実際、イエウールに限らず一括査定を利用すると、複数の不動産会社から連絡が入ることは事実です。

しかし、これには業界ならではの事情や、売主であるあなたを守るための理由も存在します。

まずは、なぜ電話がかかってくるのか、その背景と実態について大家の視点から整理しておきましょう。

  • なぜイエウール利用後に営業電話がかかってくるのか
  • イエウールの電話番号を知り着信拒否や無視をするリスク
  • 評判や口コミに見るしつこい営業の実態とは
  • 電話がこないケースもある?連絡がない時の理由
  • 夜遅い時間帯に電話がかかってくることはある?

 

なぜイエウール利用後に営業電話がかかってくるのか

イエウールを利用した直後に電話がかかってくる最大の理由は、不動産会社が「本人確認」と「物件状況のヒアリング」を急いでいるからです。

不動産一括査定サイトでは、悲しいことに冷やかしや他人になりすました悪戯な登録も少なからず存在します。

そのため、真面目な不動産会社ほど「本当にご本人が売却を検討されているのか」を最初に確認しようとします。

これは、あなたの個人情報が勝手に使われていないかを確認する安全策という意味合いも含まれています。

もし「入力画面の途中でやめた場合に、個人情報が送信されてしまわないか」が心配な方は、イエウールのシステムと個人情報の仕組みについて解説した以下の記事も参考にしてください。

また、不動産会社側のビジネス的な事情もあります。

彼らは一括査定サイト経由で顧客情報を得るたびに、安くない紹介料を支払っています。

ライバル会社よりも先にあなたと接触し、自社で媒介契約を結んでもらわなければ赤字になってしまうため、どうしても対応が早くなるのです。

「電話がかかってくる」=「あなたの物件に価値があり、ぜひ取り扱いたいと思われている証拠」とも言えますね。

ポイント

電話の第一目的は「本人確認」であることが多いです。

最初の一本だけ対応すれば、それ以降は落ち着くケースもよくあります。

 

イエウールの電話番号を知り着信拒否や無視をするリスク

知らない番号から何度も着信があると、つい無視したり、着信拒否をしたくなったりしますよね。

しかし、査定を依頼した後にこれをやってしまうのは、あまりおすすめできません。

なぜなら、不動産会社は連絡がつくまで「まだ気づいていないだけかも」と考えて電話をかけ続けるからです。

無視を決め込むことで、かえって着信回数が増えてしまうという悪循環に陥りかねません。

さらに、担当者によっては個人の携帯電話や別の回線を使って連絡を試みる場合もあります。

そうなると、次から次へと知らない番号から電話がかかってくるという、精神衛生上よろしくない状況になってしまいます。

また、本当に伝えなければならない重要な確認事項(入力情報の不備など)があった場合、それが伝わらないことで正確な査定が出せなくなるリスクもあります。

注意点

着信拒否や無視は、相手に「まだ繋がっていない」と思わせるだけです。

最も効果的なのは、一度電話に出て「今は忙しいのでメールでお願いします」とハッキリ伝えることです。

 

評判や口コミに見るしつこい営業の実態とは

ネット上の評判を見ていると、「イエウールはしつこい」という口コミを目にすることがあります。

これには、イエウールが提携している不動産会社の数が業界トップクラスに多いことが関係しています(参照:イエウール公式サイト)

提携社数が多いということは、それだけ多くの会社に同時に査定を依頼できるメリットがある反面、中には営業熱心すぎる会社が含まれる可能性もゼロではありません。

特に、ノルマの厳しい大手の一部や、体育会系の営業スタイルが残る会社にあたると、「しつこい」と感じるほど頻繁に連絡が来ることがあるようです。

しかし、これはあくまで一部の例であり、すべての会社がそうではありません。

最近ではコンプライアンス意識の高まりもあり、一度断ればすぐに引き下がる会社が大半です。

私自身の経験でも、丁寧に対応してくれる担当者の方が圧倒的に多かったですよ。

私が実際にイエウールを使って査定依頼をした際、どのくらいの頻度で電話がかかってきたのか、その実態と対応内容は以下の体験談で公開しています。

「しつこい」という評判は、適切な断り方や事前の対策を知らずに利用してしまったケースが多いのではないかと推測されます。

 

電話がこないケースもある?連絡がない時の理由

逆に「イエウールに申し込んだのに電話どころか連絡すらない」というケースも稀にあります。

これにはいくつか理由が考えられます。

まず一つ目は、入力した物件情報が不動産会社の取り扱いエリア外だったり、売却が難しい条件(再建築不可など)だったりする場合です。

不動産会社としても商売にならないと判断すれば、積極的にアプローチしてきません。

二つ目は、入力した連絡先(電話番号やメールアドレス)が間違っているパターンです。

単純なミスですが、意外と多い原因の一つです。

三つ目は、システム上のエラーや迷惑メールフォルダへの振り分けにより、メール連絡に気づいていない可能性です。

もし数日待っても何の音沙汰もない場合は、イエウールではなく個別の不動産会社へ直接問い合わせてみるか、入力内容を見直してみる必要があります。

どうしても電話連絡が不安な場合や、匿名で相場を知りたい場合は、イエウール以外の選択肢も含めて検討してみるのも一つの手です。

 

夜遅い時間帯に電話がかかってくることはある?

「仕事が終わった後の夜遅くに電話がかかってくるのではないか」と心配される方もいるでしょう。

基本的に、まともな不動産会社であれば常識的な営業時間内(9時〜19時頃)に連絡をしてきます。

宅地建物取引業法(宅建業法)でも、相手を困惑させるような不当な時間帯の電話勧誘は禁止されています(参照:国土交通省「宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方」)

しかし、個人の歩合給で働く熱心な営業マンの中には、こちらの都合を考えずに20時以降に電話をしてくるケースが稀にあるようです。

もしそのような非常識な時間に電話があった場合は、その会社は「コンプライアンス意識が低い会社」と判断して、候補から外してしまって良いでしょう。

イエウール自体は優良な企業の選定に力を入れていますが、最終的に連絡をしてくるのは各不動産会社の担当者ですので、相手の対応を見て信頼できるかジャッジすることが大切です。

 

イエウールのしつこい電話がかかってくるのを防ぐ対処法

ここまで電話がかかってくる背景をお伝えしましたが、「それでもやっぱり電話は嫌だ」というのが本音ですよね。

ご安心ください。

申し込み時のちょっとした工夫と、その後の対応次第で、電話のストレスを最小限に抑えることは十分に可能です。

ここからは、私がいつも実践している具体的な回避テクニックをご紹介します。

これを知っているだけで、イエウール利用時の快適さが天と地ほど変わりますよ。

  • 備考欄にメール連絡希望と書き営業電話を停止させる
  • 机上査定を選んで訪問営業やしつこい勧誘を回避する
  • それでも電話がきたらキャンセルや退会で対処する
  • 査定のみの利用でも電話対応は必要か解説
  • 営業電話を回避すればイエウールは最強のツールになる
  • まとめ:イエウールのしつこい電話がかかってくる前の対策

 

備考欄にメール連絡希望と書き営業電話を停止させる

これが最も効果的かつ簡単な方法です。

イエウールの査定申し込みフォームには、最後に自由記述ができる「備考欄」や「要望欄」が設けられていることが多いです(※仕様変更により表示されない場合もありますが、ある場合は必ず活用します)。

ここに以下のような文言を入力してください。

【入力例】
「仕事で電話に出られないため、連絡は全てメールでお願いします。電話でのご連絡はお控えください。」

このように「電話に出られない理由」と「メール希望の意思」をハッキリと明記することで、まともな不動産会社であれば電話を控えてくれます。

それでも電話をかけてくる業者は、こちらの要望を読まない、あるいは無視する質の低い業者だと判断できるため、篩(ふるい)にかける意味でも有効です。

補足

完全に0件にできる保証はありませんが、この一文があるだけで電話の量は9割減らせると実感しています。

 

机上査定を選んで訪問営業やしつこい勧誘を回避する

査定方法には大きく分けて「訪問査定」と「机上査定(簡易査定)」の2種類があります。

電話や訪問営業を避けたいのであれば、必ず「机上査定」を選択してください。

訪問査定を選ぶと、不動産会社は「家を見に行く日程調整」のために必ず電話をかけてきます。

一方で、机上査定はデータに基づいた概算価格を知るためのものなので、メールでの結果報告と相性が良いのです。

イエウールの申し込み画面で査定方法を選択するステップがあれば、迷わず「机上査定」を選びましょう。

もし選択肢がない場合でも、先ほどの備考欄に「まずは概算価格を知りたいので、机上査定をお願いします」と書き添えておけばOKです。

いきなり訪問を受けるのはハードルが高いですが、机上査定なら心理的な負担も軽く済みます。

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それでも電話がきたらキャンセルや退会で対処する

「メール希望」と書いたにもかかわらず、しつこく電話をしてくる会社があった場合はどうすれば良いでしょうか。

その時は、毅然とした態度で断りを入れるのが正解です。

電話に出て「他社で決まりました」あるいは「売却を取りやめました」と一言伝えれば、それ以上営業をかけられることはまずありません。

曖昧に「検討中です」と答えると、「いつ頃決まりますか?」「また連絡しますね」と追撃されてしまいます。

また、イエウールの運営事務局に連絡をして、キャンセルの手続きを行うのも一つの手です。

イエウール側から各不動産会社へキャンセルの通知がいけば、営業活動はストップします。

自分一人で抱え込まず、システムやルールをうまく使って対処しましょう。

 

査定のみの利用でも電話対応は必要か解説

「まだ売るか決めていないけれど、今の相場だけ知りたい」という、いわゆる「査定のみ」の利用を考えている方も多いはずです。

この場合でも、基本的な対応は同じです。

ただし、売却意思が弱い(あるいは無い)のに、それを隠して「すぐに売りたい」ようなフリをして申し込むと、不動産会社の期待値を上げてしまい、結果として激しい営業を受ける原因になります。

査定のみの利用であれば、備考欄にその旨を正直に書くことをおすすめします。

「将来的な売却の参考にするため、現時点での相場を知りたいです。売却時期は未定です。」と伝えておけば、ガツガツした営業電話は減ります。

それでも本人確認の電話が一度くらいはあるかもしれませんが、それはサービスの性質上、ある程度は仕方がない「必要経費」と割り切る心の余裕も必要かもしれません。

 

営業電話を回避すればイエウールは最強のツールになる

ここまで電話対策ばかりお話ししてきましたが、裏を返せば「電話対策さえしてしまえば、イエウールほど頼りになるツールはない」ということです。

イエウールの最大の強みは、なんといっても提携不動産会社の多さと、それに伴う「競争力」です。

多くの会社があなたの物件を査定することで、自然と価格競争が生まれ、より高い査定額を引き出しやすくなります。

私自身、複数の会社に査定を出した結果、一番高い会社と一番低い会社で数百万円もの差が出た経験が何度もあります。

もし電話が嫌だからといって一括査定を使わず、近所の1社だけに相談していたら、その数百万円を損していたかもしれません。

「メール連絡希望」というひと手間を加えるだけで、面倒な電話を回避しつつ、高値売却のチャンスを手に入れられるのです。

イエウールの全メリット・デメリットをチェック

電話対策さえできれば、イエウールは提携社数が多く高値売却を狙いやすい優秀なサービスです。

利用を迷っている方は、以下の詳細レビューで「地方・築古への強さ」や「注意点」を改めて確認してみてください。

イエウールの口コミ・評判を詳しく見る

 

まとめ:イエウールのしつこい電話がかかってくる前の対策

最後に、この記事の要点をまとめます。

イエウールを利用して電話がかかってくるのは、主に本人確認と、あなたの物件を扱いたいという不動産会社の熱意の表れです。

決して悪意があるわけではありませんが、忙しい私たちにとっては負担になることも事実です。

だからこそ、以下の対策を徹底してください。

  1. 申し込み時の備考欄に「メール連絡希望」と必ず明記する
  2. 査定方法は「机上査定」を選択する
  3. 万が一電話が来ても無視せず、メールへの切り替えを依頼するかキッパリ断る

これらの対策を行えば、しつこい電話に怯えることなく、イエウールのメリットである「高額査定」を享受することができます。

不動産売却は情報戦です。

上手なツールの使い方をマスターして、ぜひ納得のいく売却を実現してくださいね。

あなたの資産運用がうまくいくことを、心から応援しています。

※本記事は筆者の個人的な経験に基づくものであり、全てのケースでの結果を保証するものではありません。正確なサービス内容はイエウール公式サイトにてご確認ください。

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