
不動産売却を考え始めたとき、ネットで検索すると必ずと言っていいほど目にするのが「すまいステップ」と「イエウール」というサービス名ですね。
どちらも同じ会社が運営している姉妹サイトのような関係なのですが、一体何が違うのか、どちらを利用すべきなのかと迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実はこれ、サービスとしての「コンセプト」や「ターゲット」が明確に異なっており、ここを理解せずに選ぶと後悔してしまう可能性すらあるのです。
この記事では、それぞれのサービスの評判や特徴、メリットやデメリットを徹底的に比較し、あなたがどちらを選ぶべきかの判断材料を提供します。
手数料やキャンセル方法といった気になるポイントも含めて、投資家目線で分かりやすく解説していきますね。
この記事のポイント
- 運営会社とコンセプトの違い同じ会社でもターゲット層が全く異なる理由
- 提携数と担当者の質数で勝負するイエウールと質で厳選するすまいステップ
- あなたに合うサービスの選び方高値売却狙いか安心感重視かで決める基準
- 併用やキャンセルの知識賢く使いこなすための具体的なテクニック
すまいステップとイエウールの違いを比較表で解説

まずは、この2つのサービスの決定的な違いを把握するために、主要な項目を比較してみましょう。
似ているようでいて、中身はかなり違うことが分かります。
両サービスの運営会社は同じ株式会社Speee
意外と知られていないことですが、すまいステップとイエウールは、どちらも株式会社Speeeという同じIT企業が運営しています。(参照:株式会社Speee 企業情報)
Speeeは東証スタンダード市場に上場している企業で、不動産DXの分野では非常に有名な会社ですね。
「じゃあ中身も同じなんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実はサービスの立ち上げ時期とコンセプトが異なります。
イエウールは2014年に開始されたサービスで、業界最大級の規模を誇り、とにかく「多くの選択肢から選べること」を重視しています。
一方、すまいステップは2020年にリリースされた比較的新しいサービスです。
こちらはイエウールで培ったノウハウを活かしつつ、「優良な不動産会社のみを厳選して紹介する」という質を重視したコンセプトで設計されています。
つまり、同じ会社が運営していても、デパートのように何でも揃うのがイエウール、セレクトショップのように厳選されているのがすまいステップ、といったイメージですね。
提携不動産会社数や対応エリアの差

ここが一番分かりやすい数字の違いとして表れる部分です。
提携している不動産会社の数を比較すると、その戦略の違いがよく分かります。
| 項目 | イエウール | すまいステップ |
| 提携会社数 | 2,000社以上 | 非公開(厳選されているため少なめ) |
| 対応エリア | 全国(地方も強い) | 全国(都市部中心) |
イエウールは提携数が2,000社以上と圧倒的に多く、大手から地元の地域密着型の不動産屋さんまで幅広く網羅しています。
そのため、地方の物件や少し条件の特殊な物件であっても、査定してくれる会社が見つかる可能性が高いのが特徴です。
一方で、すまいステップは独自の審査基準を設けて提携先を絞り込んでいるため、どうしても絶対数は少なくなります。
地方のエリアによっては「対応できる会社が見つかりませんでした」となるケースも正直あるようですね。
注意点
田舎の物件や農地などを売りたい場合は、提携数の多いイエウールでないと査定依頼ができない可能性があります。
担当者の質や審査基準の特徴
私が個人的に最も重要だと感じているのが、この「担当者の質」に関する違いです。
不動産売却の成功は、結局のところ担当者の腕次第なところがありますからね。
すまいステップは、提携する不動産会社に対してだけでなく、実際に担当する営業マンにも厳しい条件を課しています。
- 宅地建物取引士の資格保有者
(参考:国土交通省「宅地建物取引士の概要」) - 売買仲介の営業経験が5年以上
- 累計100件以上の売買実績
これらはすまいステップが掲げている「エース級担当者」の基準例ですが、これかなりハードルが高いですよね。
イエウールにはここまでの担当者個人の縛りはないため、新人さんが担当になることもあれば、ベテランさんが来ることもあり、いわば運任せな部分があります。
確実に経験豊富な担当者に相談したいという場合は、すまいステップの仕組みは非常に魅力的だと言えるでしょう。
一度に依頼できる最大査定社数の比較

一度の申し込みで、最大何社に査定を依頼できるかという点にも違いがあります。
- イエウール最大6社
- すまいステップ最大4社
イエウールは最大6社まで依頼できるため、より多くの査定結果を比較検討することができます。
たくさんの会社を競わせることで、より高い査定額を引き出せる可能性が高まるのがメリットですね。
逆にすまいステップは最大4社と少なめですが、これは「厳選された4社」であるとも言えます。
あまり多すぎても電話対応などが大変になってしまうので、4社くらいが現実的に管理しやすい数かもしれません。
匿名査定やサポート体制の有無
個人情報を出さずに概算価格だけ知りたい、というニーズに対してはどうでしょうか。
実は、どちらのサイトも公式サイト上で「シミュレーション」のような機能を提供していることがありますが、基本的には正確な査定には個人情報の入力が必要です。
ただ、すまいステップには「匿名査定シミュレーション」というコンテンツが用意されており、過去のデータに基づいた簡易的な相場を個人情報なしでチェックできる機能があります。
イエウールにも公式には匿名査定機能はありませんが、個人情報を守りつつAI査定を利用したい場合は、別のサービスと併用するなどの工夫が必要です。
電話営業を避けたい、まずは相場だけ知りたいという方は、以下の記事でAI査定の活用法を詳しく解説しています。
また、サポート体制については、すまいステップにはユーザーからの評判が悪い不動産会社を排除する仕組みや、お断り代行のようなユーザー寄り添い型の姿勢が強く見られます。
すまいステップとイエウールの違いから見る選び方

ここまでスペック的な違いを見てきましたが、結局のところ「私にはどっちが合っているの?」というのが一番知りたいところですよね。
ここからは、目的や状況に合わせた具体的な選び方を解説していきます。
どっちがいい?高値売却ならイエウール
もしあなたが、「とにかく少しでも高く売りたい」「不動産会社の対応よりも金額を重視する」というタイプなら、イエウールをおすすめします。
理由は単純で、比較できる母数が多いからです。
最大6社に査定を依頼できるということは、それだけ多くの会社による「競争」が生まれます。
不動産会社側も「他社と比較されている」と分かれば、契約を取るために頑張った査定額を出してくることが多いのです。
また、地方物件の場合はそもそもすまいステップでは対応できないこともあるため、必然的にイエウールを選ぶことになるでしょう。
ポイント
多くの会社を比較して、相場の最高値を狙いたいならイエウールが適しています。
「でも、本当にそんなに高く売れるの?」「怖い業者が来ないか心配」と疑っている方は、私が実際にイエウールを使って査定依頼をした時の体験談も参考にしてください。
実際に利用した人のリアルな口コミや、詳しいメリット・デメリットを知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
高値売却を目指すならイエウール一択
多くの会社を比較して、1円でも高く売りたいならイエウールが最適です。
まずは無料で査定額をチェックし、自宅の相場を把握することから始めましょう。
60秒で入力完了・完全無料
安心感と評判重視ならすまいステップ

一方で、「初めての売却で不安」「ガツガツした営業電話は怖い」「信頼できる人に相談したい」という方は、迷わずすまいステップを選びましょう。
先ほども触れましたが、担当者が「エース級」に限定されているというのは、売却初心者にとって非常に大きなメリットです。
知識の浅い営業マンに当たってしまい、売れるはずの物件が売れ残ってしまったり、安く買い叩かれてしまったりするリスクを最小限に抑えられます。
また、提携企業の審査が厳しいため、いわゆる「しつこい営業」をしてくるような業者が排除されている安心感もありますね。
キャンセル方法や営業電話の対応策
一括査定サイトを利用する際に一番心配なのが、「査定依頼をした後にキャンセルできるのか」「営業電話が鳴り止まないんじゃないか」という点ですよね。
まずキャンセルについてですが、どちらのサイトも基本的にはWeb上のお問い合わせフォームからキャンセルの連絡を入れることが可能です。
また、営業電話への対応策としては、申し込み時の備考欄(要望欄)を活用して「メール連絡希望」と伝えるのが基本テクニックです。
「それでも電話がかかってくるのが心配…」「もし売るのをやめたくなったら?」という不安がある方は、以下の対策記事を事前に読んでおくと安心です。
怖い業者を避けたい人の利用法

「不動産屋ってなんだか怖そう…」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
強引な営業や、知識のないまま適当なことを言う業者を絶対に避けたいのであれば、やはり審査基準が明確なすまいステップが安全牌です。
すまいステップは「ユーザーへの迷惑行為を行わない」ことなどを提携条件に含めており、クレームの多い会社は提携解除になる仕組みがあります。
運営側が「量より質」を公言しているサービスなので、精神的なストレスを減らして売却活動を進めたい人には最適です。
補足
イエウールも悪徳業者の排除を行っていますが、登録数が多い分、どうしても担当者の質にはバラつきが出る傾向があります。
両サイトを併用する賢い活用術
ここまで読んで「どっちも良さそうで選べない」と思った方もいるかもしれません。
実は、両方のサイトを併用するというのも一つの賢い戦略です。
例えば、まずはイエウールを使って幅広い会社に簡易査定(机上査定)を依頼し、大まかな相場や物件の需要を探ります。
その中で対応が良さそうな会社があれば話を進めても良いですし、もししっくり来なければ、今度はすまいステップを使って、より質の高い担当者を探しに行くという流れです。
あるいは、最初から両方で依頼を出して、被っている会社があればそこは有力候補、といった見方もできますね。
ただし、あまりに多くの会社に依頼しすぎると対応が大変になるので、合計で3〜5社程度に収まるように調整するのがコツです。
まとめ:すまいステップとイエウールの違い
最後に、今回の内容をまとめておきましょう。
運営会社は同じですが、その中身は明確に使い分けができるようになっています。
- イエウール
提携数が多く地方にも強い。最大6社比較で高値売却を狙いたい人向け。 - すまいステップ
厳選された優良企業とエース担当者のみ。安心感やトラブル回避を重視する人向け。 - 共通点
どちらも運営元は信頼できる上場企業で、完全無料で利用できる。
自身の優先順位が「価格追求」なのか「安心感」なのかに合わせて選ぶのが正解です。
もし、ここまでの比較で「やっぱり高値売却が狙えるイエウールが良さそう」と感じたなら、利用前に知っておくべき「リアルな評判」や「注意点」も確認しておきましょう。
不動産売却は大きな金額が動くイベントですから、便利なツールをうまく活用して、後悔のない取引を目指してくださいね。
最大6社比較で高値売却を狙うなら
不動産の売却価格は、依頼する会社によって数百万円単位で変わることも珍しくありません。
後悔しないために、まずは手軽なイエウールの無料査定で愛家の価値を確かめてみてください。
あわせて読みたい関連記事
免責事項
本記事で紹介しているサービスの内容や提携社数などは、執筆時点での情報に基づいています。最新の情報や詳細な利用規約については、必ず各サービスの公式サイトをご確認ください。不動産の査定額はあくまで目安であり、売却価格を保証するものではありません。最終的な契約判断は、専門家と相談の上、ご自身の責任において行ってください。